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素敵な宗教 [丘の上から]

僕は、ある素晴らしい宗教教団の敬虔な信者。

社会的な常識なんかに縛られないよ。場合によっては、法律なんかにもね。

そんなもんに縛られてる人たちを、僕は憐れんでるんだ。

なんつうかなぁ、慈悲の心が動いちゃうっつうか、そんな感じ?

正しい宗教に出会えたからだと思う、マジで。

僕は、とりあえず働いてはいるけど、たとえば会社の利益なんかより何万倍も大切なものを知ってるんだ。

それは何かって?

愛、かな。具体的には、教団が出してる教則本を呼んでね。間違って伝えて、教団に迷惑かかるといけないから。

僕は、その正しい教えに従って生きてるんだ。

だから、たとえ僕の行動が、貴方にとって不利益になったり、迷惑だと感じたりしても大丈夫だよ。それは、ぜ~んぶ、貴方の徳になるから。いいこと、あるかもよ。いつかね、忘れた頃とかに。

だから、できれば安易に僕を恨んだりしないでね。悪く思わないでね。

でも、僕の教団の教えの正しさを、愛がなくて理解できない人は、やっぱ、僕を恨むんだろうな。

この教えのためだったら、僕はどう思われたっていいんだけどね。

いつか分かってくれると信じて、そんな可愛そうな人たちを、この慈悲の心で見守っていてあげようと思ってるんだ。

でも、場合によったら、ある程度、そういう人を殺さざるを得ないこともあるかもな。

世界を救済するためにね。

ちょっとヤだけど、みんなのためだし、殺されるその人のためでもあるしね。

僕の愛と慈悲の心が、そうさせるんだから、ま、しかたないか。

やり遂げたら、きっと教祖様は、あの慈悲深い微笑みで、優しい言葉をかけてくれるにちがいない。

そんなことを思うだけで涙が出そうになるくらい感動して、なんか勇気が湧いてくるなぁ。

よぉ~し、教祖様のために、そして世界の人たちのために、きょうもがんばるぞー!!

 


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