戦ってみるか ─僕とシャープの100日戦争─ ⅷ [怒りのツボ]
シャープ(ドキュメントシステム㈱)に、こちらの要望(参:「戦ってみるか ⅶ」)を出して、一月が経った。
欠陥のないW-ZERO3 Advanced [es]を送ってくることはおろか、状況や見解を知らせてくることもない。
完全無視。なしのつぶてである。
そんな非人間性を露呈するシャープに対して、僕は次のような暑中見舞いを出した。
夏のごあいさつ申し上げます
W-ZERO3 Advanced [es]の修繕を
お願いして4週間が経ちます。
既に、こちらは当製品の代金を支払っ
ておりますので、このまま使用できない
状態で放置されれば、その期間に比例
して、購入者の実質的な損害が増大して
ゆきますが、その辺の保障はしていただ
けるのでしょうか。
せめて経過だけでも、教えて下さるよう、
お願い致します。
送った翌日、担当者より電話が入った。
これまでのシャープ側の見解とは180度違ったことを言ってきた。
音跳びは、この製品(W-ZERO3 Advanced [es])の性能の限界によるものだというのだ。
今さら、どの面を下げて言っているのだろう。
そもそも、最初に、電話サポート(シャープ「お客様相談センター」)に問い合わせた時から、シャープは一環して、音跳びはあり得ないという前提で答えていた。
それを信じて、僕は、その自信に適うW-ZERO3 Advanced [es]を送ってもらえるよう、要望し続けてきたのだ。
このW-ZERO3 Advanced [es]が、録画機能において必ず音跳びが起きるという初歩的欠陥をもともと抱えており、それを知った上で、シャープは、この製品=W-ZERO3 Advanced [es]を生産、販売していたのではないかというこちらの懸念を、彼らは一蹴し、完全否定していたのである。 この万が一の懸念が事実であった場合、シャープ側がどうすべきかも、初めに伝えておいたはずである(参:「戦ってみるか ⅴ」)。
その過程を完全に無視して、音跳びは、この製品(W-ZERO3 Advanced [es])の性能の限界によるものであると、今、いけしゃあしゃあと言ってきている。
この上なく無自覚で罪深い、このシャープの担当者の愚鈍さに対して、人は、どう対処すべきなのだろう。
自分の責任で他人が被る実害に限りなく無頓着でいられる存在は、そこかしこにいる。
もちろん全ての人間がそうであるとは言えないが、少なくともシャープ(ドキュメントシステム㈱)が、そんな人たちの集まりであることは、今、はっきりした。
彼らのメンタリティは、このところ流行りの無差別殺人の実行者と同質である。
この罪深い存在に対して、人は何ができるのだろう。
実際のところ、実効性を持つ有意義な行為としては、超法規的な報復しかないのだろう。その実行によって僕が刑務所に入れられても、その行為自体が本質的に正しくないと、誰に言えよう(能天気に非暴力を唱える自慰的偽善者のたわ言は、あらかじめ除外)。
僕は、電話をかけてきた担当者に、「どうすべきか、そちらで考えて下さい。よろしくお願いします!」と言って、電話を切った。
もちろん、彼らは、凶悪犯罪者と同じ表情でへらへらと笑うだけで、何もしないことだろう。
そして、彼らと同質の人間が、これからもあちらこちらで無差別殺人を実行し、その度ごとに、僕は、シャープの名を連想し続けるのだろう。
今や殴る価値すらない彼らに僕ができることは、時候の挨拶を送り続けることぐらいである。
予想はしていたが、確かにそれが、世界の実相のようだ。
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