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戦ってみるか ─僕とシャープの100日戦争─ ⅰ [怒りのツボ]

 Advanced/W-ZERO3[es] という、PCの機能を持った携帯端末電話を買った。
 もちろん、カメラ・ビデオ機能も備わっている。機種変更する前のW-ZERO3[es] を使っている時から、僕はこの機能を使って、自分の弾き語りを録って、独り楽しんできた。
 というのに。この大事な部分に問題があることが判明した。
 動画録画したものを再生させると、‘確実に’音跳びが起きるのだ。例えば、「きみをだきしめていたい」という歌詞を歌ったとすると、「きをだきめたい」といった具合だ。
 もし仮に、誰かにメールで送るためのビデオレタ-を録ったとしよう。言葉が途中で途切れるので、見る側は、頭の中で「実際は、こうしゃべっているのだろう。」などと、言葉を復元させながらまどろっこしい思いをして見なければならないということになる。
 製造元のシャープのサポートサービス(お客様相談センター)に問い合わせたところ、そのような報告は一件も入っていないとのこと。
 たまたま僕が買った一台が不良品だったのだろうと思い、僕は、販売店(BIC CAMERA)に行って事情を話し、音跳びしている音声を実際に店員に聴いてもらい、本体交換してもらった。
 意気揚々と家に帰って、さっそく試してみた。
 なんと、やはり確実な音跳び症状は、同じように起きるではないか!
 なぜだ。
 もし──、Advanced/W-ZERO3[es] という機種それ自体が、音跳びが確実に起きることを当然の前提とされた商品であるとしたら。
 僕は思った。
 「もはや、これは商品ではない。確信犯的詐欺である」と。
 僕は、再びシャープ「お客様相談センター」に電話してみることにした。
 
 
 
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戦ってみるか ─僕とシャープの100日戦争─ ⅱ [怒りのツボ]

 今回は、丁寧でやわらかい対応をする女性で、僕が経緯を話すと、同機種を使って調査してみてから、改めて電話をくれるとのこと。
 1時間程して、連絡が入った。
 録画の途中で、人影が入る等の理由で撮影画面内の明るさに影響を与えるような変化があると、その瞬間、そうなる(コマ跳びが起 きる)場合があるが、基本的にそういうことがなければ、音跳びすることはないという。
 僕は、自分の弾き語りの撮影は、独りで、携帯電話を固定して行っている。上のようなアクシデントは起きようがない。
 僕は答えた。
 「それは心強い答えです。この製品は、音跳びなどということは基本的に起こり得ないということですね。つまり、僕が購入し手にした最初の1台、そして交換していただいた2台目のみに問題があったということですね。何万台に1台という恐ろしく稀なケースが、偶然にも、僕に連続で2回起こったということですね。それなら希望が持てます。次は大丈夫でしょう。これから店に行って、3台目の交換をしてみます。シャープさんの製品には、これまでにもお世話になっていますし、信頼していますので、何万台の交換にも付き合いますよ。」
 論理的に淡々と意を伝えるつもりだったが、僕の声は相当上ずっていた。
 図らずも、心拍数は上がり、声は震え、時々唾が喉を通った。
 しゃべっているうちに、根底にある怒りが流出したのだろう。2台目でも、1台目と同じように音跳びが起きた時の失望感。そして、その悔しい思いを生んだ事実に対してにわかに信じられない様子のサービス員への苛立ちからくる怒り。
 
 通常なら、その程度の製品だったのだということで、弱々しい自嘲気味な微笑みとともに泣き寝入りするところだろうが、ここは一つ、敢えて戦ってみようと思う。
 戦う相手は、具体的にはシャープなのだが、本当の相手は、何かもっと別な何かなのかもしれない。それは、たとえば世間体を意識した抵抗感や、正しいことに単純に向かう勇気を喪失した自分に流されることなのかもしれない。
 この戦い。
 僕側の強みは、僕が確かに、一方的に実害を被った者であるという明らかな事実である。これは、相手を心置きなく叩きのめしてよいという、自他に対するお墨付き、保証書とも言える。刑事が凶悪犯罪者を現行犯で捕まえる際に、ある程度思い切り殴っても非難を浴びることはなく、それどころか拍手すら受けるという状況に似ているかもしれない。
 戦ってみよう。
 僕は、特に正義の味方ではないし、それのために生きることに快感を覚える人間でもない。だが、せっかく正義が味方している時に、その機会を使わない手はないのではないか。
 それと、不条理な目に遭った時、それを‘大人’しくへらへらと受け入れることをせずに、徹底的に戦ったら、どうなるんだろう。どんな答えが返ってくるのだろう。
 そんな好奇心が動機のエネルギーなのかもしれない。問われているのは、ゲーテがあれほど重要視したもの、勇気なのかもしれない。
 
 
 
 
 
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戦ってみるか ─僕とシャープの100日戦争─ ⅲ [怒りのツボ]

 嗚呼、僕は何と戦っているのだろう。
 だんだん空しくなってきた。
 この戦いに勝つことそのもので得るメリットと、そのための努力による損失の総量を鑑みると、明らかにデメリットのほうが大きいだろう。
 ウィルコム カウンターに何度も足を運んだり、サポートサービス(シャープ「お客様相談センター」)に説明して理解を求めたり、そして何より、その間、携帯の使い勝手を良くするための個人設定を最低限の抑え、フィット感のない中途半端な状態のままで使っていなければならず、なんだかんだで何度もサインアップをし直さなければならない。
 だが。しかたない。
 賽は振られたのだ。
 結果を見るまで、我は行く、蒼白き頬のままで(!?)。

 さて。
 まずは本体交換を何度でもやるという作戦を取ろうと考えていたが(参:同タイトルⅱ)、それでは、量販店(BIC CAMERA)が気の毒だし、既に本体交換可能期限(購入後2週間)が切れていたということもあったので、僕は、ウィルコム カウンター西口駅前店に、修理という形で出すことにした。
 僕は、ウィルコム カウンターの責任者らしい男性店員に、

  ①この最新機種(Advanced/W-ZERO3[es])で動画録画したものを再生したら、必ず何度も音跳びが起きること
 ②量販店で本体交換してもらっても症状は同じであったこと
 ③前機種(W-ZERO3[es])では、そういうことは一切なかったこと

 を告げた。
 店員は、ボソッと、それは(故障ではなくて)この機種自体の性能の限界ではないかという意味のことを言った。
 僕は、すぐに(主観的には)穏やかな口調で、

 ④先日、電話サポート(シャープ「お客様相談センター」)に問い合わせ、担当者(高橋氏)より、同機種での実験を踏まえた結果、基本的にそういうことはあり得ないとの答えを得ているということ

 を伝えた。
 店員は、とにかく修理に出しますが、希望に添える結果が得られるかどうかは分からないと言った。店員の指示で、アシスタントの女の子が「修理受付票」という用紙を僕に渡し、必要事項を書くように言った。
 その中には、端末故障状況記入欄という欄があり、ここも自分で書くように言ってきた。つまり、シャープの修理担当者自身に伝わるのは、この欄に書いたことのみで、今まで僕がここで滔々としゃべってきた経緯(①~④)は、ほぼ伝わらないということだ。
 この狭い欄に、さっき言ったようなことを改めてだらだらと書く気力もなく、僕はシンプルに今の症状(音跳び)のことだけを書いた。
 やれやれ。
 だが、偶然の良い産物もあった。
 携帯端末に入っている出し入れ自在なW-SIMというソフトを、手持ちの前機種(W-ZERO3[es])に入れ替えれば、それを再び使えるということを知ることができたことだ。もちろん最新機種(Advanced/W-ZERO3[es])のほうがデザイン、性能共に圧倒的に良いのだが、実は、ずっと使ってきた白いW-ZERO3[es]にも愛着が残っている。今後は、気分によって、これら2機種を使い分けようと思っている。そんな選択肢が結果的に提供されたことは、僕にとって喜ぶべき副産物だった。
 それはさておき。
 ウィルコム カウンター西口駅前店からの結果は、ほぼ読めている。
 十中八九、「異常は見あたりませんでした。」ってとこだろう。
 問題は、ここから何ができるかなのだ。

 

 


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