僕は、「離人系」 4

　都市化によってコミュニケーションがシステム化された部分が増えれば増えるほど、僕にとっては、却って生きやすい。
　なぜなら、そのシステムが、僕個人の社会親和性の低さの露見を覆い隠してくれるからだ。
　今、都市化から、個別化、そして郊外化といった社会の方向性は、地域社会の空洞化を生み、モラルや個々人の生きがいの消失をもたらしているようだが、このネガティブな状況を人並に憂いて見せる一方で、僕の心理的安定は、その状況に助けられているとも言える。

　

　

　

　

　

　

　　

タグ：コミュニケーション 都市化 システム システム化 社会親和性 露見 個別化 郊外化 社会学 地域 空洞化 生きがい 心理的 安定